頂き目指し“陸の全中”へ3選手

頂き目指し“陸の全中”へ3選手

 大舞台で最高のパフォーマンスをー。今月20日から山口県で開催される全日本中学校陸上競技選手権(全中陸上)に、豊橋から男女3選手が出場する。羽田中3年の日比野亮真君は男子110mハードル、羽田中3年の羽田野晴加さんと豊橋東部中2年の福澤彩生さんは女子800mで参加標準を突破し、全国チケットを手にした。ケガからの復調や新鋭の躍進、最後の爆発力で目標を叶えるなど、それぞれのバックボーンをゼッケンにしのばせ、新たな可能性と向き合う。

県で標準突破

総体で会心の走り 羽田中 日比野亮真君

日比野亮真君

日比野亮真君

【男子110mハードル】
▷県通信決勝 15秒22=7位
▷県総体決勝 14秒56=4位、標準突破

 総体レース前は(通信で)届かなかった悔しさとケガもあって不安が先行した。それでも「アドレナリンが出て会心の走りができました」と笑顔が弾ける。

 中距離からハードルに転向してまだ1年足らずだが、自身のフォームや走りを分析、改良しながら理想形に近づけていく。ハードリングは途上段階だが、スプリント力を活かした攻めの走りが推進力を生む。全中では「ベストを更新して決勝レースに残りたい」

強さが戻ってきた 羽田中 羽田野晴加さん

羽田野晴加さん

羽田野晴加さん

【女子800m】
▷県通信決勝 2分14秒91=2位、標準突破
▷県総体決勝 2分16秒40=優勝

 全中出場、U16 1000m 5位入賞(県中学記録)など、中距離ランナーとしての実績は枚挙にいとまがない。だが、特筆ははやりケガからの復調だろう。春先に疲労骨折で走れない時期が続いた。軽いジョグやプール歩行などで徐々に土台を再生し、5月から本格始動。「まだ(ケガの)不安もあって積極的に出られない」と言うが、ゾーンに入れば大舞台での強さは折り紙つき。全中は「A決勝に残って昨年の悔しさを晴らしたい」

脚力磨いて急成長 東部中 福澤彩生さん

福澤彩生さん

福澤彩生さん

【女子800m】
▷県通信決勝 2分13秒85=優勝、標準突破
▷県総体決勝 2分18秒57=3位

 陸上競技を始めたのは中学に入学してから。部活とクラブで脚力を鍛えると、天性の運動能力とポテンシャルが急スピードで表面化した。自己ベストは県通信予選でマークした2分13秒27。全中を決め「目標だったので素直にうれしい。次の目標はそこで結果を残すこと」と静かな闘志を燃やす。

 小学時はピアノやスイミングを習っていたが、校内マラソンなど持久走は強かった。伸びやかなストライド走は、スケールだけでなく実際の体のサイズより大きく見える。前半から積極的に仕掛ける先行突破型。中盤以降のシフトチェンジも巧みで、勝負への対応力も高い。初めての全国を控え「緊張を楽しんで、まずは予選を突破したい」

女子800mの福澤さん(右)と羽田野さん(左)=東三河通信陸上より

女子800mの福澤さん(右)と羽田野さん(左)=東三河通信陸上より