NOMOJAPANに選出、8月にアメリカ遠征「本場の強打者と力勝負したい」
硬式中学野球の豊川中央ボーイズに所属する東陽中3年・藤田壮祐(そうすけ)君(14)は、近鉄やメジャーリーグなどで活躍した野茂英雄さんが総監督を務める日本代表チーム「JUNIOR ALL JAPAN(通称NOMO JAPAN)のアメリカ派遣メンバーに選出された。身長171cm。右投げ右打ち。ポジション登録は投手兼内野手だが、MAX130km超の本格右腕として評価が高い。「持ち味を発揮し、自分のピッチングがどこまで通用するか試したい」。日の丸を付けて海を渡り、本場のパワーベースボールと対峙する。
硬式中学野球「豊川中央ボーイズ」所属 東陽中 3年 藤田壮祐君

NOMOジャパンの一員としてアメリカ遠征に参加する藤田壮祐君
「NOMO JAPAN」は、全国から選出されたボーイズリーグ所属の15人で構成。各ブロックでセレクションが行われ、中日本地区は5月に福井県で実施。支部推薦を受けた有望選手が一堂に会し、紅白戦でポテンシャルや適応力、将来性などをチェック。藤田君は1試合目に登板し、細かな制球や緩急を使った配球術が選考委員の目に留まった。打では外野の間を抜く広角打でインパクトを残した。選出されたのは同ブロック(東海、北陸)で2人。「受かると思っていなかったので、自分が1番驚きました。選んでもらった以上はチームNOMOの一員として結果を残したい」と拳に力をこめる。

小学時代は二刀流
野球経験のある父の影響で、兄姉と一緒に硬式クラブの愛知豊橋ボーイズ(ユニオンズ)に入団。まだ5歳だったこともあり、遊び感覚でお兄さん選手たちの背中を追った。小学4年までサッカークラブにも所属。いわゆる二刀流で、ポジションはGK。「(当時は)サッカーの方が好きだった」と笑う。運動能力が高く、内外野どこでもこなす万能プレーヤー。高学年になると投手兼遊撃手としてチームを引っ張った。現所属の豊川中央ボーイズに入って筋肉量が増し、投打にスキルアップ。最高学年になった今は主戦として試合をつくる。最速135kmの真っ直ぐは打者の胸元で伸び、キレのあるスライダーで三振を奪いにいく。打席では打率を稼ぐアベレージヒッターとして相手投手が最も警戒する存在に。勝負強い3番打者。狙い球を的確に捉え、選球眼もいい。将来設計を聞くと「まだ白紙です。もっと実力を付けてから考えます」
アメリカ遠征は8月16~23日の8日間。ロサンゼルスに滞在し、現地のチームと強化試合を行い、メジャーリーグ観戦も楽しみの一つ。「いろんなものを吸収し、今後の野球人生につなげたい。外国人選手はパワーが凄いが、力勝負で負けたくない」と闘争本能を燃やす。
