還暦軟式野球豊橋オールドボーイズ 古希軍団 中部日本初出場V
70歳以上の"万年野球小僧"が集結した第9回中部日本古希軟式野球大会(全日本還暦軟野連主催)が先ごろ、富山県富山市民球場ほかで行われ、豊橋オールドボーイズ古希チーム(岡本至弘代表、以下古希豊橋OB)が初出場Vを達成した。ディフェンス力の光る完封勝利やドラマチックなサヨナラ劇など、チームの結束力をフル稼働させて中部日本の頂点に立った。大場芳光監督(向山町)は「チャンスで打線が繋がり、勢いに乗ることができた。劣勢でも疲労困ぱいでも、選手1人1人に勝利への執念を感じた」と喜びを口にする。
最優秀選手に阿部義憲さん
古希豊橋OBは、白球を追い続けて70歳超のOBメンバー22人で構成。古希と還暦(60歳以上)を細分化した形で6年前の2020年4月に発足。即戦力の”ルーキー”が昭和30年生まれの山下睦朗さんと阿部義憲さん。最高齢は同11年(1936)生まれで89歳の尾崎時雄さんと、現全日本還暦野球連盟副会長の大羽義人さんだ。古希・還暦共通項の「全力疾走」をスローガンに競うように球歴を重ねている。
中部日本大会には東海ブロックと北陸・信越ブロックの9県から16チームが出場。古希豊橋OBは県リーグで結果を残し、古希岡崎レッドスターズとともに愛知代表として出場した。
【1回戦】古希豊橋OB7ー0古希マウント富士(静岡)
古希豊橋OBは初回、原田哲治の先頭打者ソロ本塁打で主導権を握ると、三回にも原田の右越本塁打や4番川合久夫、5番牧野英二の連続適時打などで一挙4点。五回には3番久世松男の安打を突破口に連打でダメを押し、コールド勝利。守っては先発川合が切れのある速球と制球力を武器に相手打線を散発3安打に抑え、勝利に貢献した。
【2回戦】古希豊橋OB7ー3丹南古希クラブ(福井)
初回に失点し、追う展開が続いた。古希豊橋OBは2点ビハインドで迎えた六回、阿部義憲の右中間を破る3塁打を足がかりに中軸の4連打で一挙6点を奪って逆転勝ち。先発阿部は立ち上がりに2点を献上したが、以降は緩急を使った巧みな投球術で要所を締めた。
【準決勝】古希豊橋OB10ー9富山シルバーズ(富山)
相手は地元開催。ホームを追い風に優勝旗を持ち帰る構え。試合は流れが二転三転する打撃戦となった。
五回終了時で7ー9。2点を追う古希豊橋OBは六回、原田、阿部の1、2番が出塁し、3番久世の右前打適時打で背中を捉えると、二死から5番牧野の中越2点本塁打で逆転に成功。ここで規定時間が終了し、耐えて粘って劇的なサヨナラ勝利だった。
【決勝】古希豊橋OB12ー6静岡シティクラブ古希(静岡)
サヨナラ勝利で勢いに乗る古希豊橋OBが電光石火の先制パンチ。初回、上位打線が出塁して中軸が返し、さらに8番菅本利隆、9番正垣潔にも適時打が飛び出して一挙7点。その後も三回の中押し打などで攻勢に進め、粘る静岡を振り切った。
大会を振り返り、4番打者で投手としても活躍した主将の川合久夫さん(羽根井西町)は「苦しい試合も多かったが、仲間を信じて勝ち抜くことができた。この優勝を弾みに県リーグでも勝ち星を重ね、次は全日本大会で結果を残したい」と次戦を見据える。
大会終了後、チーム表彰と個人表彰が行われ、3試合に登板して優勝に貢献した阿部義憲さん(牟呂水神町)が最優秀選手賞、先頭打者として7割6分9厘(2本塁打)の高打率を残した原田哲治さん(新城市裏野)が打撃賞を獲得した。
“球友”募集
豊橋オールドボーイズは新しい仲間を募集している。野球が好きな60歳以上で「70歳以上は大歓迎」とのこと。練習は原則土・日曜の午前中、主に石巻球場で。参加できる人は平日も1~2回行っている。興味のある人は豊橋オールドボーイズのホームページから。電話での問合せは担当の彦坂さん