スポーツ春秋

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仕事の回しを終えて、お盆はのんびり過ごす予定だった。が、予期せぬお家事情で休みどころではなかった

愛犬が突然倒れた。16歳になる老犬で、人間で言えば80代らしい。足腰が弱って目もほとんど見えないのだが、自己主張は健在だった。それがここ数日は寝たきりで食事も摂らない。動物病院に走り、先生に「あと1週間でしょうか」と告げられたときはショックだった

公園でのボール遊びや川遊び。原付バイクに乗せて田舎道を疾走したことも。想い出が蘇って目頭を押さえる。夜中も小さな物音で目が覚めた。子どもたちが巣立ち、真っ黒なトイプーだけが心の清涼剤だった

宣告から10日ほどが経った。まだ安心はできないが復活の兆しが見える。お盆時期だったから、ご先祖様が「まだ早い」と道をふさいでくれたのか。寝息に耳を澄ませ、大切な家族なんだとつくづく思う。