伝統の私学対決 豊川打撃戦制す 春切符かけ県大会きょう開幕
夏の甲子園に注目が集まる頃、秋色濃くなった地方球場では早くも春の戦いが始まっていた▼来春のセンバツにつながる高校野球の秋季東三河大会は蒲郡公園グラウンドほかで開かれ、新チームが勢力図を争った。決勝には豊川と豊橋中央が進み、7-6で豊川が競り勝った▼優勝を争った2チームと1位トーナメントに進出した桜丘、国府、そして5位決定戦を制した成章、豊橋西の6チームがきょうから始まる県大会に出場する。
秋季東三河高校野球

準優勝の豊橋中央高校
〈決勝〉
豊橋中央 003 110 100 6
豊 川 022 102 00× 7
(中)豊田、瀧井、太田、山本、中立ー髙原(川)辻、竹内ー白須
流れが二転三転
甲子園経験を持つ私学対決。1点を争う肉薄戦は、序盤に主導権を握った豊川が逃げ切る形で豊橋中央を振り切った。
豊橋中央は技巧派の豊田吉生、豊川はサウスポー辻瑛太が先発。二回、豊川は8番村井聖弥の適時打などで2点を先制すると、逆転を許した直後の三回には2番野村斗亜の右翼線を破る2塁打を突破口に一死1、3塁から5番落合将暉の適時2塁打などで再びリードを奪った。同点で迎えた六回、7番中尾紫音の左越2塁打が結果的に決勝点となった。
豊橋中央は2点を追う三回、四球を足がかりに1番真野逞人、4番髙原永遠の適時打で逆転。その後追う展開が続いたが着実に加点。最終回も二死1、3塁と攻めたが、あと1本が出なかった。この九回の攻撃。先頭打者が死球で出塁したものの牽制タッチアウト。その後同点機をつくるもチグハグ感は拭えなかった。

7回、豊橋中央の攻撃。4番髙原の中前打で2塁走者が生還=いずれも蒲郡公園グラウンドで
安打数は互いに2桁。スコア的には実力拮抗の打撃戦に映るが、連携ミスやバント失敗など小さなほころびも多かった。まだ実戦力強化を主眼に部内競争の段階。豊川はスタメン5人が1年生で、豊橋中央は5人をマウンドに送った。成長過程にいる選手の「お試し時期」ではあるが、逆に言えばまだチームとしての完成度は低い。県大会を勝ち抜く上で、この芯の部分のテコ入れが必要だろう。
〈1次リーグ〉
【Aゾーン】①豊川4勝②渥美農3勝1敗③時習館2勝2敗④三谷・御津・福江1勝3敗⑤豊橋工4敗
【Bゾーン】①豊橋中央3勝②豊丘2勝1敗③小坂井1勝2敗④豊川工3敗
【Cゾーン】①国府4勝②新城有教館2勝1敗1分③豊橋南1勝2敗1分④豊橋東1勝3敗⑤豊橋商1勝3敗
【Dゾーン】①桜丘4勝②豊橋西2勝2敗③成章2勝2敗④蒲郡2勝2敗⑤蒲郡東4敗
〈2次トーナメント〉
【1位校トーナメント】
▷一回戦 豊橋中央 8ー0 国府、豊川 5ー4 桜丘
【順位決定トーナメント】
♢aゾーン
▷一回戦 成章 11ー4 豊丘、新城有教館 4ー0 時習館
▷5位決定戦 成章 4ー2 新城有教館
♢bゾーン
▷一回戦 豊橋西 9ー5 豊橋南、渥美農 9ー8 小坂井
▷5位決定戦 豊橋西 6ー2 渥美農