高豊中-中京大中京高2年 布施一葉さん 日の丸背負いU18アジア陸上参戦

高豊中-中京大中京高2年 布施一葉さん 日の丸背負いU18アジア陸上参戦
布施一葉さん。U18女子60Mで優勝した日本室内陸上より

 進化のスピードが止まらないー。高豊中出身で、中京大中京高2年の布施一葉さん(16)=富士見台=は、今月15日からサウジアラビア・ダンマームで開催される「U18アジア陸上競技選手権」に日本代表として出場する。種目は女子200M。昨年8月の東海選手権で高校1年区分歴代3位となる24秒01をマークし、日本陸連から推薦を受けた。45カ国から次世代トップアスリートが集結するアジアユース最高峰の競技会。日本からは高校年代の男女計8選手が選出され、うち女子トラック種目は布施さんを含め3人。「自分の実力が海外でどこまで通用するか楽しみ。選んで頂いた誇りと使命感を胸に、代表に恥じない走りをしたい」と、新たな景色を求めて海を渡る。

女子200M次世代エース

初の海外レース「自分の力を試したい」

 中学3年時に200Mで日本一に輝き、昨年はインターハイ女子4×100Mリレー(3走)優勝。11月にはエコパトラックゲームズでU18日本新記録(同)を樹立するなど、主戦場の全国で大きなインパクトを残してきた。そして今回、初めて日本代表として日の丸を付ける。
小学時代から陸上クラブに通い、最初は県入賞がやっとで、全国大会は遠い存在だった。「平凡な記録しか出せず、なかなか勝てなかったあの頃の悔しさが、今に繋がったのだと思う。(日本代表は)意識していなかったので、うれしさと同時に驚きも大きかったですね」
回転数の多い攻撃的な走りで戦績を刻んできた。大会の規模に関わらず声援と重圧をアクセルペダルに変えてスプリント力を解放する。「海外選手のデータがないので自分の立ち位置は分かりませんが、冬季練習の成果を発揮してメダルを狙いたい」。目標タイムは自己ベスト(24秒01)更新。「23秒台を出して笑顔でレースを終えたいですね」。海外レースは練習環境や取り組む姿勢、そして文化も生活習慣も違うアスリートが一堂に会す。そのため予期せぬアクシデントも多い。「自分を見失わず、雰囲気に飲まれることなくスタートラインに立ちたい。他国開催の『あるある』を経験できるいい機会だと捉えています」


▲10月に行われたジュニアオリンピック(U18陸上)で快走する布施さん

今夏狙うはインハイ2冠

 2月に大阪城ホールで行われた日本室内陸上競技U18女子60Mで優勝(7秒62)し、シーズン本番を前に順調な仕上がりを見せた。「改善点を見直している時期だったので、順位やタイムは意識していませんでした。でも、トレーニングの強化部分が結果に繋がったことで自信になりました。新年度を迎えて心も身体も充実しています」
 今年も主要大会でその走りに熱視線が集まる。目標とする1丁目1番は4×100Mリレーと個人種目のインターハイ2冠。リレーは2連覇、個人の200Mは昨年の無念(7位)を晴らすシナリオ。「高校(2年)歴代3位の23秒65を切って、次の階段を上っていきたい」と、自分と対話しながら未来図を描く。