全中柔道へ豊橋から3選手

全中柔道へ豊橋から3選手

今月20日から長野県佐久市の長野県立武道館で開催される全国中学校柔道大会に、豊橋から3選手が出場する。男子55㌔級に高師台中3年の佐々木柊矢君、同66㌔級に豊橋中部中3年の安江優太郎君、女子63㌔級に豊橋南部中3年の竹内ことなさん。県総体階級別個人戦で優勝し、全国切符を手にした。全員クラブ登録(道場)で、佐々木君と竹内さんは市内に練習拠点を置く大森クラブ、安江君は豊川市で活動する羽田野道場所属。

県の頂きから 全国の頂点へ

内股武器に狙うは全国V
男子55㌔級 佐々木柊矢君

佐々木柊矢君

佐々木柊矢君

県総体は7月28日に県武道館であり、男子55㌔級には32人が出場。第1シードの佐々木君は準決勝で逆転勝ちし、決勝は開始1分過ぎに内股で一本勝ち。「厳しい試合が多かったが、集中力を切らさず戦うことができた。成長した姿を見せられることができて良かった」と胸をなでおろす。

7つ上の姉の影響で小学1年から帯を締めた。実直で努力家。所属クラブにライバル視する同年代が多いわけではないが、地味な基本反復にも手を抜かず、黙々と打ち込んで技の完成度を上げてきた。反射神経が良く、空中での身体バランスにも長けている。得意の内股を武器に、自分から積極的に仕掛ける技の連動で流れを引き寄せる。昨夏の県総体ベスト16から着実にスキルアップした。全国舞台は初めて。「中学柔道の集大成なので納得のいく成績を残したい。目指すは優勝です」と口元を結ぶ。

日本一へ2度目の挑戦
男子66㌔級 安江優太郎君

安江優太郎君

安江優太郎君

昨年の男子60㌔級で県総体を制した安江君が、階級を1つ上げて大会連覇を果たした。決勝は試合巧者の北村選手(大成)と対戦。一進一退の攻防から残り1分に大腰で一本勝ち。2年連続で日本一への挑戦権を得た。所属する羽田野道場はクラブで唯一団体戦にも出場して準優勝だった。安江君は切り込み役の先鋒や次鋒を担当し、決勝の大成戦を含めすべて一本勝ちだった。「2部門で出場できないのは悔しいが、仲間の分も戦ってきたい」

昨夏の全中はベスト16。「強豪ばかりで刺激になった。ここで勝つことを目標に頑張ってきた」。持久戦にも勝ち切るスタミナと、瞬発力を活かした足技を強化するとともに、得意とする背負いの精度を上げてきた。「(全中に)出るだけでなく、勝つことが支えてくれた人への恩返しだと思っている。狙うはもちろん全国制覇です」と気持ちをこめる。

一本柔道を大舞台でも
女子63㌔級 竹内ことなさん

竹内ことなさん

竹内ことなさん

5月の県体重別個人戦で優勝。厳しい〝包囲網"を受けながらも実力を発揮し「階級連破」を果たした。県総体女子63㌔級は27人によるトーナメント戦。竹内さんは大内刈りや払い腰などで勝ち星を重ね、決勝で大成の柳選手と対戦。体格で上回る相手にスピードと攻撃力で対抗。2分過ぎに体重をかけて相手のバランスを崩し、大内刈りで勝利。初戦からオール一本勝ちで貫禄を見せた。

小学低学年は空手道を習い、5年生から本格的に柔道を始めた。先を読んだ身体の使い方がうまく、難しい態勢からも技を仕掛けることができる。昨年の県総体は準々決勝で涙を飲んだ。この1年間は技のアップデートとともに、クラブ最年長として「下の子たちの模範になるように」と、気持ちのスイッチを上げ、その姿を日々の稽古で見せてきた。全中を控え「一本を奪いにいく攻めの柔道で日本一を目指す」と闘志をみなぎらせる。