スポーツ春秋
「本当にかけっこが好きなんだな」。小学時代の印象は、20年以上経った今も変わらない▼あす23日、仙台市で行われるクイーンズ駅伝に、豊橋市出身の伊澤菜々花選手(34)=スターズ=が出場する。先のプリンセス駅伝では3区を担当し区間賞。圧巻の13人抜きで健在ぶりを誇示した▼高校、大学とキャリアを積み、鳴り物入りで実業団へ。だが、怪我の影響もあって思うような結果が残せず、30歳で引退を決意。母校で後輩の指導に当っていたが「忘れ物を取り戻さないと一生後悔する」と再び現役の道を走り出した。復帰後は1万mやハーフマラソンで自己記録を塗り替え、今はフルマラソンの「日の丸」にこだわる▼菜々花と亜由子。一緒の陸上クラブで走力を磨いた2人が、後進ランナーのお手本にと遠く離れた東北の地で火花を散らす。共通項は負けず嫌いで、涙の数だけ強くなっていった点だ。