ジュニアオリンピックカップ中学バレー愛知県代表 後藤リタ江莉香さん
「姉を超えるプレーをしたい」ー。12月25~28日にAsueアリーナ大阪ほかで開催されるJOCジュニアオリンピックカップ第39回全国都道府県対抗中学バレーボール大会に、TOYOIRIS所属の東陽中3年・後藤リタ江莉香さん(15)が愛知県選抜メンバーとして出場する。攻撃の要として流れを呼び込むチーム主将。「団結力はどこの県にも負けない。以心伝心バレーで目指すは全国制覇」と、利き腕に力をこめる。
全国舞台で姉を超えるプレーを
県代表メンバーは男女各12人で構成。選考会で攻撃力や身体バランス、将来性などが評価され、東三河からただ1人選出された。身長173cm、最高到達点285cm。決して大型アタッカーではないが、裏を読んだ速攻や広い視野からの広角打など、バレーIQが高い。選抜チームではミドルブロッカー兼アウトサイドヒッターとして存在感を発揮する。
選抜練習は9月から始まり、平日は個々のスキルアップ、週末は高校生や大学生を相手にチームを底上げを図ってきた。他県選抜との強化試合もあり、勝率は7割ほどだという。「代表チームの選手たちはモチベーションが高く、競争意識も高い。県外遠征に出向くと180cm超の弾丸スパイカーや職人のようなリベロが大勢いる。そのポジションに特化した人たちのプレーは鮮烈で刺激になる。自然と闘争心が湧いてきます」。主将としての立ち位置は「声を出してみんなの士気を高めること。そのためにも好機に得点に絡み、ブロックを決めて流れを呼び込みたい」と意気込む。
全国クラブ8強に貢献
バレーボールをはじめたのは小学3年のとき。4つ上の姉ビビアン愛音さんの存在が大きかった。エースアタッカーとして県大会や全中で注目を集める姉のプレーが眩しかった。江莉香さんの潜在能力やポテンシャルも姉とそん色なく、中学では1年から主軸アタッカーとして活躍。クラブIRISでも進化を続け、今夏は初参戦の全国クラブチャンピオンシップでベスト8に貢献した。逆に最も悔しかったのは、学校部活で出場した2年夏の東海総体。二回戦で静岡のクラブチームに逆転負けを喫し、全国に届かなかった。第2セットに続いて最終第3セットもデュースとなり、24ー25から相手スパイクが決まって勝負あり。「あのとき私がブロックで抑えていればと、思い出すたびに胸が苦しくなる」と一点を見つめる。
姉の通った道を追いかけるように、バレーに全集中の3年間だった。「姉と比較されたり、悔しい思いもいっぱいしたけど、普通では経験できない感動や出会いもありました。今思うと、ほかの選択肢は考えられなかったですね」と語る。
集大成となる最後の大舞台まであと1カ月。姉もキャプテンマークを付けてコートで躍動した。「どんな場面でも攻撃に絡み、チームを上昇気流に乗せたい」。県選抜の過去最高はベスト8。「全国優勝を狙っていますから、姉たちの代を超えることになりますね」と笑顔が弾けた。
