熱い夏から春の戦いへ 東三河Vの桜丘「捲土重来」期す
来春の選抜につながる県秋季高校野球選手権がきょう、豊橋市民球場ほかで開幕する。地区予選を勝ち上がった49チームが出場し、東海大会、そして春の甲子園切符を賭けて激突する。東三河からは地区優勝の桜丘、準優勝の国府、1次リーグ1位通過の豊川と豊丘。順位戦(5位決定戦)を制した渥美農、蒲郡の6チーム。夏の甲子園に出場した豊橋中央は予選免除で県大会から出場する。
県高校野球秋季大会きょう開幕
東三河地区大会の2次トーナメント決勝は先月21日、蒲郡公園球場で行われ、桜丘が7ー0で国府にコールド勝ちした。

同準優勝の国府
【東三河大会決勝】
桜丘
331 000 0 7
000 000 0 0
国府
(桜)柳本、五十棲、加藤ー齋藤(国)東地、天神、内藤ー吉田、中山
打力で上回る桜丘が序盤から積極的に仕掛け、最後まで優位に動かした。守っては先発柳本虎之介が好投。冷静な投球で要所を抑え、五十棲漣、加藤成閃とつないで零封した。国府は五回に二死満塁、七回には代打長江の左前打で意地を見せたが1点が遠かった。

決勝で先発した桜丘・柳本虎之介
1次リーグからコールド勝利を重ね、次戦に向け好発進した桜丘。だが主力のケガもあり、まだ土台づくりの段階。決勝の先発メンバーのうち1年生が5人。2桁背番号が3人と、理想形に近づけようと様々な場面で持ち駒を替えている。その中で、本命視されていた豊川(2次T準決勝)戦はインパクトを残す1勝だった。両校エースを先発に立て、県大会を見据えた伯仲の攻防。2ー2の同点から五回に桜丘が勝ち越し、そのまま逃げ切った。完投勝利を挙げた桜丘の澤田我暉はスライダーが冴えた。「相手は強力打線だから、配球を意識して丁寧に投げた。直球のコントロールなどまだ課題ばかりなので、着実に強度を上げていきたい」と主戦の自覚を口にする。
古豪が意地のV
昨年春は豊川がセンバツに出場し、今夏は豊橋中央が甲子園で旋風を起こした。東三河の強豪私学として存在感を示す「意地の優勝だった」はバックネット裏の声。
桜丘の初戦の相手は刈谷工ー渥美農の勝者(14日午前11時30分、豊橋市民球場)。杉澤哲監督は「ディフェンス力を含めまだまだ発展途上。選手起用も伸びしろを確認する段階。まずは競争力を強化し、全体の底上げにつなげたい」。県大会は「先を見るのではなく、目の前の1勝にこだわる」と口元を結ぶ。
国府は内藤心汰をはじめタイプの違う2年生投手が安定している。1次Lで力のある渥美農や成章に競り勝って勢いがついた。豊丘は1次Lの決定戦で新城有教館にリベンジし、豊橋西との打撃戦を制したのが大きかった。
そして何と言っても県大会の注目は、新生豊橋中央の戦いぶりだろう。初戦の相手は蒲郡ー知多翔洋の勝者(14日午前9時、豊橋市民球場)。熱い夏が過ぎ、早くも春の戦いが始まる。東三河の結果は次の通り。
1次リーグ
【Aゾーン】①豊川4勝②蒲郡3勝1敗③小坂井2勝2敗④豊橋商1勝3敗⑤三谷水4敗
【Bゾーン】①豊丘2勝1敗②豊橋西2勝1敗③有教館2勝1敗=順位決定戦による④豊川工3敗
【Cゾーン】①国府4勝②渥美農3勝1敗③成章2勝2敗④豊橋東1勝3敗⑤豊橋南4敗
【Dゾーン】①桜丘4勝②時習館3勝1敗③蒲郡東2勝2敗④福江・御津1勝3敗⑤豊橋工4敗
2次トーナメント
【1位トーナメント】
▷準決勝 桜丘 4ー2 豊川、国府 8ー1 豊丘
【順位トーナメント】
♢aブロック
▷一回戦 渥美農 6ー3 小坂井、時習館 1ー0 有教館
▷5位決定戦 渥美農3ー0時習館
♢bブロック
▷一回戦 成章 7ー4 豊橋西、蒲郡 14ー4 蒲郡東
▷5位決定戦 蒲郡 5ー4 成章
▷全三河決定戦 成章 13ー6 時習館