中学バレー全国ヤングクラブ優勝大会TOYOIRIS初参戦県地区予選で初出場V

中学バレー全国ヤングクラブ優勝大会TOYOIRIS初参戦県地区予選で初出場V
全国ヤング大会に出場するTOYOIRISのメンバー=後藤リタ江莉香、岡村美依、田中柚、久保美響、三上小茉、深津心彩、鈴木かりん、星野萌(以上東陽中)下野結万、平井梨暖、下野瑞稀、花木杏梨、中邑瑠花(以上二川中)岡本麻瑚(豊城中)池田珠唯(東陵中)

 中学生女子バレーボールクラブの「TOYOIRIS」(中村光監督、森崎智美コーチ)が、9月20、21日に和歌山ビッグホエールほかで開かれる「JVA第28回全国ヤングクラブバレーボール優勝大会」に出場する。愛知県下の有力クラブが一堂に会した地区予選会で初出場初優勝を達成し、全国に名乗りを上げた。夏総体が終了し、部活やクラブの3年生がコートを離れる中、IRISの主力メンバー(3年生)は今も大きな目標に向かって汗を流し、夢を追い続けている。

「ここから私たちが歴史つくる」

 地区予選会となる県ヤングクラブバレーボール大会は6月にKTXアリーナ(江南市SC)ほか実施。男子16、女子30チームが本戦切符(1枚)を賭けて火花を散らした。近年は部活動の縮小や見直しなどで地域クラブが台頭し、チーム数も増え続けている。各種大会ではV争いの中心軸を担い、今回、特に女子は昨年の19チームから11チーム増え、群雄割拠のサバイバル戦となった。

 TOYOIRISは順当に勝ち星を重ね、4強決めで尾張一宮の安原クラブを一蹴。準決勝はSPARKとの「豊橋対決」となり、第1セットを先取したIRISが2セット目も攻勢に動かし、2ー0のストレート勝ちでファイナルに駒を進めた。決勝の相手は常滑市に拠点を置くnoir。ここまで先攻突破で試合をつくってきたIRISは、切符のかかるこの大一番でもブレることなく立ち上がりから果敢に攻め続け、25ー13で先取。2セット目も各選手がゾーンに入って持ち味を発揮し、25ー8で快勝。今春発足したばかりの新鋭が勢力分布を変動させた。

悔し涙を奮起剤に

 TOYOIRISのベンチ入りメンバーは市内4中学の1~3年生15人で構成。主将はエースアタッカーの後藤リタ江莉香(東陽3年)。角度のある強打は全国でも注目を集めそう。レシーブの要・下野結万(二川3年)は速攻も冴える。久保美響(東陽2年)は判断良く広角に打ち分け、三上小茉(東陽2年)は跳躍力とパワーがある。岡本麻瑚(豊城)は1年生ながら攻守に安定感がある。攻撃陣の起点となるセッター平井梨暖(二川3年)は冷静で視野が広い。リベロ岡村美依(東陽3年)、レシーバー深津心彩(東陽2年)は粘り強く献身的に拾って流れを呼び込む。

 実は、全国切符を手にした数日後、悔し涙を流している。県ヤング予選の1週間後にあった全日本中学総体(全中)県地域クラブ予選会。ここを取れば、ヤングに続いて「全国2大大会」出場も射程内に入る。県総体への出場枠は優勝チームのみ。本命の呼び声の中でSPARKや半田ROSEなどを下し、決勝で再びnoirと対峙。前回の試合では主導権を譲らなかったが、第1セットを22ー25で落とすと、第2セットは終盤まで一進一退が続いたが23ー25で無念の敗戦。優勝したnoirは県総体でもタイトルを獲得し、東海大会に進んだ(二回戦敗退)。選手たちは「この負けを『価値ある敗戦』にするためにも全国で結果を残したい」と次戦を見据える。

主将としてチームをけん引するエースアタッカーの後藤リタ江莉香さん

主将としてチームをけん引するエースアタッカーの後藤リタ江莉香さん

中学バレー一日でも長く

 「苦しい練習時も、緊張する試合でも全員バレーで乗り越え、他チームの選手より長くコートに立ち続けることができた。支えてくれたすべての人に感謝です」は3年生の声。全国大会まで1カ月を切り、中村監督は「一戦必勝で持ち味を発揮し、目標は大きく日本一」。後藤主将は「中学バレーの集大成。普段通り明るく元気なプレーでベスト8以上を狙う」と燃えている。

▶︎TOYO IRIS インスタグラム