"強化部昇格"が奮起剤。大学選抜4強 豊橋創造大/日本拳法部
豊橋創造大学日本拳法部(成瀬亮祐監督)が、先ごろ横浜武道館アリーナで開かれた全国大学選抜選手権の女子団体の部で初のベスト4。強豪と肩を並べるとともに注目度も増してきた。
選抜大会は、12月の全日本選手権と並ぶ学生団体2大タイトルの1つ。女子は1チーム3人制で、2度目の参戦となる豊橋創造大は先鋒金子香里奈、中堅塚田妃茉里、大将高村弓(全員2年)の布陣。初戦で東日本混成を退けると、準々決勝で前年覇者の京都産業大に3ー0のストレート勝ち。準決で中央大に屈しファイナル進出を逃したが、前年の一回戦敗退から大きく躍進した。
同大には高校時代に日本拳法を学び、キャリアを積んだ学生が毎年入学。「拳法を続けたい」という声に大学側が応える形で2014年に「サークル」として発足。当初は女子経験者のみで、アルバイトに忙しい学生も多く、勉強とバイトの繋ぎ時間にと、ストレス発散に重きを置いていた。数年経って部に昇格し、未経験者や男子が入って所帯が大きくなると、個々の技量向上が闘争心に繋がり、対外試合を意識するようになった。さらに今年度から強化指定部に格上げ。学内に専用の道場(練習場)が整備され、今回の選抜ベスト4のほか県民大会優勝、中部学生優勝など結果がついてくるようになった。
部員は男女合わせて11人。強化部の看板を使命感に”東海の創造軍団”として関東や関西に点在する強豪大の牙城を崩していく構えだ。コーチには藤ノ花女子高ー関西学院大出身で、全日本選手権優勝経験を持つ塩谷佳美さん(豊橋市消防署勤務)が就く。旗揚げ時から指導に携わる同部部長の井原淑雅准教授は「最初は寄せ集め的なサークルだったが、組織が大きくなって目標が定まると、取り組む姿勢も変わってきた。日拳を通し自分の歩幅で技と人間力を磨いていってほしい」と話す。

早稲田大と強化練習を行い、稽古後のワンショット。9月には青山学院大を招き合同稽古を行う予定だ