スポーツ春秋
父と娘、2人の共通項は「競技愛」。褒められたり怒鳴られたり、今は感謝しかない
軟式野球界に功績を残した親父さんが数年前に旅立ち、中学バレーの名伯楽として一時代を築いた娘さんの訃報を知ったのは数日前。50代の若すぎる死に言葉を失った
学生時代は名セッターとして活躍し、インターハイなど全国舞台を経験。教員になってからは指導者として手腕を発揮。県選抜チームを率いたとき、当時無名だった山田二千華選手=NECレッドロケッツ川崎=を発掘し、全国区のプレーヤーに育てた
芯のブレない姐御肌で、厳しさの中に痛みに寄り添う優しさがあった。年下なのに、話すときは背筋が伸びた。選手、指導者、競技役員と様々な角度から「バレー愛」を注ぎ、その思いと情熱は後進が引き継いでいる。教育者としてもまた、尊敬できる人だった。