唸る右腕 W杯で力試し

唸る右腕 W杯で力試し
チームの主戦として活躍する福井那留君。切れのある速球や多彩な変化球で勝利を引き寄せてきた

中学硬式野球の愛知豊橋ボーイズ(スカイラークス)に所属する豊橋北部中3年・福井那留(なる)君(15)=写真、下地町=が、侍ジャパンUー15日本代表メンバーに選出され、今月16日から南米コロンビア・バランキージャで開催される「第6回WBSC Uー15ワールドカップ」に出場する。右投左打。ポジションは投手。背番号19。「国際大会で自分の実力がどこまで通用するか試したい」と、右腕に力をこめる。

愛知豊橋ボーイズ所属北部中 3年 福井那留君

次世代球界担う「侍ジャパンUー15」メンバー

Uー15日本代表は次代の球界を担う20人で構成。硬式リーグなどで戦績を残す約600人の応募の中から突出した実力を持つ40人が埼玉県であったセレクション(選考会)に参加。走攻守をはじめ実戦形式の練習でポジション能力や将来性などを判定し、若き侍が決まった。投手(野手兼務含)選出は11人で、福井君は超中学生級の速球と多彩な変化球、配球の組み立てなどが評価された。監督は日本代表トップチームの指揮官でもある井端弘和さん。投手コーチもトップチームコーチの吉見一起さん。

勝利導く絶対的エース

勝利導く絶対的エース

小学1年から軟式少年野球・下地メッツで白球を追い、3年生から投手としてマウンドに立った。6年時は中日ドラゴンズJr.の一員としてNPB12球団ジュニアトーナメントに出場。全4試合に登板し、ドラゴンズ優勝に貢献。愛知豊橋ボーイズでは1年生から先発を担い、昨秋の中日本ブロック大会優勝や全国大会予選春夏連覇など、チームの躍進を支えた。最速142㌔のストレートを生命線に、2種類のスライダーやカーブ、チェンジアップなどを投げ分け、走者を背負ったときの配球術も光る。171㌢、62㌔。

ワールドカップには12カ国が参加。2グループに分けた予選リーグ後、順位決定リーグ、準決、決勝と続く。日本は予選リーグでドミニカ共和国、イタリア、コロンビア、グアム、プエルトリコと対戦する。選手団はきょうから12日まで千葉県習志野市で直前合宿を張り、そのまま現地に向かう。福井君は「勝利に貢献し、チーム一丸でW杯チャンピオンを目指す」と意気込む。

中学卒業後は甲子園を視野に強豪校に進む予定。「いろんな経験を肥やしに一歩一歩進化していきたい」と、未来図を描きながら海を渡る。