愛知豊橋ボーイズ(中学)2年ぶり夏切符 小学部も愛知豊橋Bが全国決める
ボーイズリーグ野球(硬式)の第55回全国夏季選手権大会愛知県東支部予選の中学部決勝が16日、新城県営総合公園野球場で開かれ、愛知豊橋ボーイズ(豊橋スカイラークス/渡辺一史代表、中野哲伸監督)が2年ぶり11度目の優勝を飾った。 決勝で岡崎中央ボーイズを五回コールドで仕留め、2季連続で日本一への挑戦権を得た。春季大会は初戦で悔しい逆転負けを喫した。「春の忘れ物を取り返す」と気合が入る。同日、豊橋市民球場では小学部決勝も行われ、愛知豊橋ボーイズが16ー4で小坂井ボーイズを下し、22年ぶりに紫紺の優勝旗を手にした。夏季選手権大会は8月2日から大阪シティ信用金庫スタジアムほかで開催される。
ボーイズリーグ野球夏季全国大会予選
中学部の支部予選会には12チームが出場。準決勝で豊川中央ボーイズに競り勝った愛知豊橋ボーイズと、田原ボーイズの追撃をしのいだ岡崎中央ボーイズが夏切符を賭けて激突した。(以下ボーイズ=B表記)
愛知豊橋Bは抜群の安定感を誇る主戦福井那留、岡崎中央Bは重い速球が冴える左腕宮崎航が先発。1点を追う愛知豊橋Bは三回、3番寺島賢太の左前適時打で追いつくと、5番福井(那)の左中間を破る適時2塁打で逆転。続く四回は4番中立大翔の右前適時打を皮切りに福井(那)、6番河合健琉、7番竹内紳之祐、8番白井直弥と長短5連打を連ね一挙7点。相手の戦意を削いでいった。五回、中立の適時打で止めを刺すと、その裏、先発福井(那)が3人で抑え、12ー1の圧勝。旗印の『猛攻堅守』で貫禄Vを果たした。

3回、寺島賢太の適時打で同点のホームを踏む磯谷修汰

決勝で先発し、5回までに6つの三振を奪う力投で勝利に貢献した愛知豊橋ボーイズの福井那留
春のリベンジ 狙うは全国制覇
中日本ブロック優勝(昨秋)や春季全国大会出場などの実績を持つ愛知豊橋Bに、番狂わせを狙う他チームが挑む図式だったが、本命の牙城は崩れなかった。
愛知豊橋Bは豊富な投手陣と切れ目のない打線で戦績を積み上げてきた。決勝で先発した福井那留(豊橋北部中)は、打者の胸元で伸びる速球とスライダーを武器に五回6奪三振。序盤に連打で先制点を許したものの、以降は回を重ねるごとに球速が増し、付け入る隙を与えなかった。準決勝では技巧派の左腕福井奏矢(牟呂中)が先発し、安定感が増した菰田大基(桜丘中)、変化球の冴える森本翔仁(本郷中)とつないで試合をつくった。
イケイケ打線の中心軸は主将で4番の中立大翔(牟呂中)。場面に応じたバッティングができ、決勝でも走者を置いて広角に打ち分けた。磯谷修汰(一宮中)、天野真緒(豊川東部中)の2年生コンビが塁をかき回し、寺島賢太(田原中)、中立、福井(那)の中軸が得点に繋げる。下位や控えにも勝負強い打者が並ぶ。
春の全国は初戦で栃木県支部代表に惜敗。守備のミスから後手にまわり、逆転負けを喫した。それ以降、守り勝つディフェンス野球にこだわり、メンタル強化にも力を入れてきた。中野監督は「全国舞台は技量だけでななく、気持ちのつくり方が勝負を分ける。本来の力を発揮し、春の雪辱を果たしてほしい」と話す。
夏季選手権には過去10度出場し、最高はベスト8。中立主将は「自分たちの野球ができれば結果はついてくると思う。狙うはもちろん全国制覇です」と拳に力をこめた。

表彰を受ける愛知豊橋ボーイズの選手

5回にダメ押しの適時打を放つ主将の中立大翔