競争力高めスパイク強度上げる U–14年代トップ選手発掘・育成プロジェクト「長身選手合宿」参加

 中学生男子バレーボールクラブのSalire Stars(サリーレスターズ)Toyohashiに所属する青陵中学新3年生の今田圭一郎君(14)=牛川町=は、次世代プレーヤーの育成プロジェクト「全国中学生長身選手発掘・育成合宿」に参加。トップアスリートに必要な心と体の操縦法を学んだ。「この経験をチームに持ち帰り、次年度への推進力にしたい」と飛躍を誓う。

中学生バレーボールクラブ Salire Stars所属 青陵中 新3年 今田圭一郎君

U14年代の有望選手が終結した長身選手合宿に参加した今田圭一郎君

U14年代の有望選手が終結した長身選手合宿に参加した今田圭一郎君

全国のアタッカーと精度競う

 合宿は2月5~8日に東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで実施。7年度の中学1、2年生を対象に全国から都道府県・ブロックの推薦を受けた男女各30人が集結。各分野のエキスパートから技術指導を受け、肉体強化、メンタリティー、栄養学などを学んで心身のスキル向上を図った。

 長身選手の育成事業とあって、男子は主に180cm以上のアタッカーが召集され、中には190cm超の高校生級も。今田君は181cmとサイズ的には小柄だったが、実戦形式の紅白戦では跳躍力を活かした角度のあるスパイクでインパクトを残した。U-14日本代表の候補選手たちはこの短期合宿で競うように長所をアピールし、名前を売った。今田君は「パワー系から技巧派まで、いろんなタイプの選手がいて刺激になった。競技への向き合い方や勝負に対する探究心も参考になった。改めて全国の広さを知ることができました」と収穫を口にする。

角度のある鋭いスパイクを放つ今田君

角度のある鋭いスパイクを放つ今田君

目標は全国のコート

 バレー経験者の母親の影響を受け、今田君がコートに立ったのは小学2年のとき。弟の佑二郎君(新3年)とともに小学生クラブの豊橋Starsに通い、基礎を学んだ。4年生から試合経験を積み、発足間もない新興チームだったが、6年時はアウトサイドヒッターとして県大会(スポ少交流大会)3位の原動力となった。

 中学ではクラブチームのSalire Starsで1年時から活躍。上の学年で構成する強豪にも物怖じすることなく強打を打ち込み、サーブやブロックでも存在感を放つ。7年度になってチームの主戦場が変わり、実業団傘下の名門クラブと肩を並べるようになった。直近では1月にあったU14クラブチャンピオンシップ男子大会でジェイテクトSTINGSを破って準優勝。続く東海ブロック選抜でも予選リーグ(1セット制)で各県代表を退け8強入りした。

 得点源の今田君の武器は最高到達点3m22cmの並外れたジャンプ力。ボディバランスが良く、しなやかな腕の振りから高さのあるスパイクを広角に叩き込む。サーブやブロックの精度も高い。本人は「まだパワーも威圧感も足りない」と、肉体強化を課題に「剛」と「軟」を使い分ける万能型アタッカーを目指す。チームが掲げる8年度の目標は中学総体やヤングクラブカップなどの全国大会出場。「出るだけではなく、日本一の景色を見てみたい」と口元を結ぶ。