愛知ALLBLACKS東海6年ぶりV ケガ人多い中、実業団トップチーム撃破
77回を数える「東海9人制バレーボール選手権大会」が先月、岐阜アテナ工業アリーナで行われ、豊橋を拠点に全国を主戦場とする愛知ALLBLACKS(オールブラックス、上村学監督)が6年ぶり3度目の優勝を飾った。東海地区の実業団トップチームが現在地を確認する年に1度の大会。昨年準優勝で第2シードのALLBLACKSは、昨夏のジャパンクラブカップ優勝を気持ちのアドバンテージにV奪還を狙った。
9人制バレーボール選手権
一回戦で静岡2位のYAMAHAと対戦し、2(21ー6、21ー14)0で快勝。主力にケガ人が多くベストの状態ではなかったが、渡真利綾汰、尾関凌汰らの活躍で今季静岡県実業団選手権を制した”くせ者”を退けた。

初戦のYAMAHA戦でアタックを決めるオールブラックスの選手
準決勝は岐阜1位のメイラと対戦。第1セット序盤、エース榊原翔の負傷退場もあってリードを許したが、栗栖李苑や成田稜のサーブポイントなど逆転すると、一気にギアが上がり21ー15で先取。2セット目も前半我慢の時間帯が続いたが、宮崎礼王のアタックを皮切りに潮目が変わり、木邨幸之助、度会祐太が試合を動かし20ー19。その後デュースの緊迫した場面が続き、渡真利が負傷退場。ここで主将渡會昂平を投入。精度の高いサーブで追い詰めると、最後は持久ラリーを我慢強く耐え、相手のミスを誘発して28ー26で勝ち切った。
決勝は三重1位のパナソニック津。9人制最高峰のトップリーグに所属する格上に挑む構図。第1セット序盤の劣勢から佐藤晃太郎の連続サーブポイントで追いつくと徐々にその差を広げ、21ー16で先取。第2セットは木邨のサーブポイントを起点にロケットスタートに成功。その後詰められるも清水、榊原の両ポイントゲッターの活躍で再び突き放し、リリーフサーバー久保田智也が要所で存在感を見せた。21ー19で連取。実業団軍団にクラブの底力を見せつけ、3度目の頂点に立った。
上村監督は「ケガ人が多く苦しい戦いが続いたが、集中力を切らさず粘り強く戦ってくれた。この優勝はチームの成長剤になるはず。目指すはジャパンクラブカップ連覇。最高の夏になるよう7月まで追い込み仕上げていきたい」と次戦を見据える。