“3本の剣”2年連続全国出陣

“3本の剣”2年連続全国出陣
昨年に続き道場連盟主催の全国大会出場を決めた「桜武館」中学生メンバー。竹刀を持って前列で構えるのが今年の選手。左から鈴木君、佐々木君、山田君

道場連盟主催の県少年剣道大会が先ごろ、パークアリーナ小牧で行われ、豊橋を拠点とする剣道教室「桜武館」(宮内賢一代表)が、中学生と小学生の2部門で上位入賞し、7月に開催される全国大会への出場権を獲得。新たな扉を開いた。初出場で本戦切符を手にした小学生チームは「稽古の成果を発揮し、1つでも多く勝ちたい」。2年連続通算9度目の挑戦となる中学生チームは「強豪が集まる大舞台で自分たちの剣道がどこまで通じるか試したい」と気合いをこめる。

剣道教室「桜武館」

試合は1チーム3人制の団体戦。県大会には同連盟に加盟する56道場(教室)から中学生97、小学生74チームが出場し、全国出場権(18枠)を争った。

2年連続で全国出場を決めた桜武館中学生Aチームは先鋒=鈴木健誠君(桜丘3年)、中堅=佐々木慈悟君(青陵3年)、大将=山田匠君(青陵3年)の布陣。二回戦で要心館A(みよし市)を3ー0で退けると、ブロックT1位決定戦で常滑市の斉年寺道場剣志会Aを2勝1分で下した。続くベスト8賭けでは名古屋の強豪武徳館Bに1敗2分で屈した。

鈴木君は、飛び込みメンを武器に流れを呼び込む切り込み隊長としてチームを牽引。中学部活では高校生を相手に攻めの剣を磨いている。佐々木君は技のつなぎに長けた試合巧者。冷静に相手の動きを読み、勝機を見逃さない。山田君は判断力が良く、技の引き出しが多い。思い切りのいいメンに加え、引きドウの巧さにも定評がある。学校部活では佐々木君が主将、山田君が副主将を務め、夏の中体連総体でも活躍が期待される。

現高1が出場した昨年の全国大会は初戦を突破し、二回戦で山形県代表に代表戦で敗れた。過去最高は三回戦進出。3人は「緊張を力に変え、強豪を破って存在感を示したい。狙うはブロック優勝(ベスト16)」と意気込む。

「桜武館」小学生メンバー。左から水藤君、岩瀬さん、高橋君

「桜武館」小学生メンバー。左から水藤君、岩瀬さん、高橋君

初出場で県の強豪撃破

県大会初出場の小学生メンバーは、先鋒=水藤輝隆君(竹島6年)、中堅=岩瀬優衣さん(塩津6年)、高橋大和君(蒲郡北部6年)。初戦で森本剣道塾Bを下し、ブロック1位決定戦で誠礼館Bを破って代表枠を勝ち取った。「勝敗にはこだらわず、経験を積ませようと出したが、まさか全国を決めるとは」と、思わぬ産物に宮内代表の口元も緩む。厳しい試合が続いたが、粘りと集中力で接戦をものにした。3人とも普段は蒲郡のスポ少で稽古に励んでいる。「雰囲気に飲まれないようにして、出るからには上位進出を目指す」と口をそろえる。

道場連盟主催の全国大会は7月30日に東京・日本武道館で行われる。