魅せる技×魅せる演出シンクロ ジャパンオープン3連覇
氷上で美と技を表現する東海地方唯一の専門クラブ、豊橋シンクロナイズドスケーティングクラブ(石川郁予監督、以下豊橋シンクロ」は、今月7、8日に東京辰巳アイスアリーナで開催された「2026ジャパン・シンクロナイズドスケーティング・オープン」で3連覇を達成。通算10個目の金メダルを手にした。年齢もキャリアも違う“チーム石川”が、動く絵画のように氷のキャンパスを優雅に舞い、映画のワンシーンを完成させた。
豊橋シンクロ「Sparkle」
シンクロナイズドスケーティングは、多彩なフォーメーションの変化や華麗なスケーティングを披露するフィギュアスケートの団体競技。スピンやステップなどのシングル的要素とシンクロ的要素を融合させた「氷上のチア」。万華鏡のような輝きを放ちながら音と光の演出で物語を紡いでいく。
ジャパンオープンは4つのカテゴリーに分類され、豊橋シンクロのチーム「Sparkle(スパークル)」が連覇を目指すオープンエイジ部門は、幅広い年代で構成。しなやかなスケーティングと一体感のある“集団の美”が採点に直結する。演技時間は約3分。
Sparkleはミュージカル「オペラ座の怪人」のミュージックナンバーに乗って滑走。全員で円の形を作るサークルや3列以上の箱型の形を作るブロック、中心点を軸に回転するホイール、一部の選手が残りの選手の間を通り抜けるインターセクションなどの要素をクリアしながら、氷上を舞踏会の世界に変えていった。スケーティング、コンポジション(振付)、プレゼンテーション(表現力)のいずれも高得点をマーク。舞台の1シーンのような演出で観客を引き込み、特に表情を1コマ1コマ切り抜いたような“七変化”が称賛を浴びた。


小学5年生から50代の女性まで11人構成で臨んだ。石川監督は「大会直前まで不安だらけでしたが、本番では心を1つに最高のパフォーマンスを見せてくれた。特にトラベリングエレメンツ(移動滑走)の完成度が高かった」と胸をなでおろす。インフル明けの選手や体調不良者が続出し「当日を迎えるのが怖かった」。それでも蓄えてきた技とチーム力で“心の糸”を繋ぎ合わせ、メダルの色を変えることなく笑顔で大会を終えた。
石川監督は「結果を残すことも大事ですが、私たちの目的はシンクロスケーティングの魅力を多くの人に発信すること。これからも“ファミリー”と夢を追いながら楽しさを共有したいですね」と話す。

ジャパンオープンで3連覇を達成した豊橋シンクロナイズドスケーティングクラブのメンバー
〈新規クラブ会員募集中〉
豊橋シンクロナイズドスケーティングクラブは新規会員を募集している。年齢制限はなく、スケート初心者でも基礎から指導。レッスン日(原則週2回)の見学、体験会も行っている。問合せは同クラブ「豊橋シンクロ」(toyohashi.sys@gmail.com)で検索