豊橋中央女子 本命揺るがずV奪還

豊橋中央女子 本命揺るがずV奪還
決勝の人環大岡崎戦でスパイクを放つ豊橋中央の鈴木煌来

 県高校バレーボール新人大会の決勝が11日、名古屋市中SCほかで開かれ、女子の部は豊橋中央が2ー0で人間環境大付岡崎(人環大岡崎)を破り、今夏のインハイに向け好発進した。東三河1位代表の桜丘は初のベスト4進出。豊橋中央とともに3月に静岡県で開催される東海選抜への出場を決めた。男子は第1シードの愛工大名電が優勝。豊橋中央がシードの栄徳や星城を破って3位に入り、東海へ駒を進めた。

県高校バレーボール新人大会

 インハイ予選の前哨戦の位置づけ。地区予選を勝ち上がった男女32校がトーナメントで東海切符を目指した。

 女子ベスト4には豊橋中央、桜丘、誠信、人環大岡崎が進出し、豊橋中央が頭1つ抜け出た。中央は今回、準決でV候補の一角誠信を下し、加速スピードを上げた。

「県3冠」へ好発進

 準決第1セットは豊橋中央が序盤から走った。セッター足立歩優を起点にエース白井美有やライト早坂優杏らが強打を広角に打ち込み、優位に展開。中盤、4点差に詰められる場面もあったが、4連続ポイントで再び引き離すと、終盤もギアを1段上げて25ー17で先勝。第2セット前半は一進一退で推移し、中盤以降は豊橋中央が主導権を握った。巧打のミドル仲村優希、勝負強さが光るレフト鈴木煌来らが躍動し、守っては判断力のいい近藤雅を軸に地上戦の強みを発揮。1点ビハインドからの6連続得点で大勢を決め、25ー19で快勝した。主将として前線に勢いを送ったリベロ小嶋こはるの存在も大きかった。

 決勝は、力のある1年生を中心に第1シードの豊川や桜丘を破った人環大岡崎。ここでも豊橋中央の速さと戦術が優った。第1セット20点到達時で12点差をつけると、終盤も大石真夢や中川咲空らの活躍で25ー9。勢いそのままに2セット目は中盤シフトチェンジ。人環大岡崎が反転攻勢を仕掛けるもつねに前を走り、最後は仲村優希の連続スパイクで勝負あり。25ー21で連取し、古豪健在を誇示した。

 豊橋中央は前季のレギュラーが多く残り、本命視する声が多かった。対抗と目される強豪校がどう攻略してくるかーが焦点だったが、「本丸」の柱は太かった。新体制後、豊橋中央が掲げる目標は新人戦、インハイ予選、春高予選の県3冠。まずその1つを獲ったことで、チームの士気は確実に上がった。勘解由圭太監督は「まだ課題は多いが、自分たちのスタイルで勝ち切ることができた。東海大会も優勝を目指し、伸びしろを確かめたい」と話す。

桜丘は初の4強進出で東海へ

豊川破って手応え

 前季は豊橋商業が4強入りで躍進したが、今季は桜丘が新風を吹き込みそうだ。桜丘の東海大会出場は創部以来初。厚かったベスト8の壁をついに破った。

 東三河1位代表の桜丘は、一宮興道、中部大春日丘を一蹴し、準々決勝でシード枠の岡崎商業と対戦。第1セット前半から多彩な攻撃と堅いレシーブで優位に動かし、25ー12のダブルスコアで先取。2セット目も流れを譲らず、セッター荒津結を軸に息の合ったコンビバレーを展開。エース長谷川真海が打点の高いスパイクを打ち込めば、負けじと渡辺果緒、井上実風、矢田玲衣らが速攻やブロックで得点を上積み。レシーブの要は主将でリベロの矢野遥愛。先を読んだ献身的なプレーが光った。このセットも25ー17で取ってストレート勝利。ジャンプアップに繋がる価値ある1勝だった。準決の人環大岡崎戦、3決の誠信戦は落としたが、向かっていく姿勢は崩さなかった。

誠信との3位決定戦。サイドからアタックを決める桜丘矢田玲衣

誠信との3位決定戦。サイドからアタックを決める桜丘矢田玲衣

 「4強」の伏線は昨年12月の東三河選手権。桜丘は春高に出場した豊川を下し準優勝した。主力メンバーは代替えしたものの、中学時の実績を比較して豊川が格上と見られていた。この下剋上で選手の決意や覚悟、そして目の色が変わったのは確かだ。突出した選手はいない。粘り強く拾ってつなぎ、一瞬の好機を逃さない。この基本に忠実なプレーを生命線に力を増幅してきた。佐野隼大監督は「ウチの強みは全員で戦う結束力。総合力を底上げして東海では1つでも多く勝ちたい」と話す。

 そのほか東三河からは藤ノ花女子と豊丘が出場したが、ともに初戦敗退だった。

全試合ストレート勝ちで優勝を決めた豊橋中央女子

全試合ストレート勝ちで優勝を決めた豊橋中央女子

ベスト4に進出し、初めて東海大会に臨む桜丘女子

ベスト4に進出し、初めて東海大会に臨む桜丘女子

シード2校破って存在感 豊橋中央男子

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 男子は豊橋中央=写真=がシード2校を下し3位に入った。東海大会出場は8年ぶり4回目。

 東三河を1位通過すると、県大会では緑、誠信を一方的に退け、準々決勝でシードの栄徳にストレート勝ち。準決勝で優勝した愛工大名電に屈したが、3決では古豪星城に逆転勝ちした。今大会はオールラウンダーの平田来務をセッターに置き、エースのビルグン・オチルや主将柴田大慈、190cmのセンター・ソウザタツヤらが高さのある速攻バレーを展開。リベロ松本空大を要とする守備も堅かった。ケガ人が複数人いて決してベストではなかったが、攻守の安定感と厚い選手層で実力を証明した。東海目標は8年前の準V超え。

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