桜男子3年連続インターハイ 中部大第一に惜敗。「この借りは全国で返す」

桜男子3年連続インターハイ 中部大第一に惜敗。「この借りは全国で返す」
留学生同士の激しい空中戦=写真はいずれも一宮市総合体育館で

「惜敗」は次戦への起爆剤ー。全国高校総体への出場権を懸けた県総体バスケットボール競技の最終戦が1日、一宮市総合体育館で開かれ、男子は中部大第一、女子は桜花学園が優勝した。第2シードの桜丘男子(水越悠太監督)は決勝リーグ2勝1敗の準優勝で3年連続11度目のインターハイ出場を決めた 東三河勢男子は桜丘のほかに豊川、豊橋東、豊橋商が出場したが、いずれも初戦敗退。女子の桜丘と豊川も一回戦で涙を飲んだ。

県高校総体バスケ

県総体は地区予選を勝ち上がった男女各28校が出場。男子はブロックトーナメント後、4校による決勝リーグ、女子はトーナメント戦で順位を出した。

11度目のインターハイ出場を決めた桜丘男子

11度目のインターハイ出場を決めた桜丘男子

男子決勝リーグには中部大第一、桜丘、安城学園、名古屋が進出。桜丘は第1戦で安城学園を85ー58、第2戦で名古屋を79ー44で破り、この時点でインターハイ切符を獲得。最終第3戦は中部大第一との事実上の優勝戦。3度目のマッチアップ。1度目は2月の県新人戦決勝であたり、この時は新チーム始動間もないこともあり58ー101で完敗。続く東海新人戦は3決で顔を合わせ、66ー64の1ゴール差で勝利。主戦場に向け、進化と真価が問われる注目の一戦。

前半は予想通り一進一退で推移。桜丘はセンスの光る竹内光一を司令塔にスピード突破力のある波多野貴斗や身体能力の高い高尾ショーン、巧みな攻撃を仕掛ける鈴木大詞、得点源のトゥーバフェイらが試合を動かし、主将畑野瑞季や森祐都の3Pシュートも効果的に決まった。

29ー28で前半終了。桜丘1点リードで折り返し、第3Qの入りもほぼ互角だったが、4分を過ぎたあたりから中部大第一が3Pシュートを含む連続得点で優位に展開。第3Q終了時でその差10点。桜丘は第4Qで終盤に高尾の連続ポイントなどで猛追したが届かず、60ー68で敗れた。

水越監督は「(後半は)経験の差が出て粘り切れなかった」と振り返り、「まだ修正箇所は多いが、自分の役割を理解し、チーム全体に安定感が出てきた」と収穫も口にする。この2カ月間でさらにディフェンスを強化し、主戦場のインターハイに乗り込む。「今回の悔しさを胸にベスト8以上を狙っていきたい」と口元を結ぶ。

全国総体バスケットボール男子は8月3日から福岡市総合体育館ほかで行われる。

センスが光る攻撃の”仕掛人”1年生PG竹内光一

相手陣内に切り込む竹内光一(左)

相手陣内に切り込む竹内光一(左)

入部間もない”隠し球”が県の舞台で躍動した。1年生でPGに抜擢された竹内光一が攻撃の起点となって試合を動かし、存在感を見せた。名古屋・天白中から「長所と潜在能力を引き出してくれる」と桜の門を叩いた。中学時のチーム戦績は突出していないが、個人技に映るバスケIQは当時から高かった。

高校に入ってスタミナとフィジカルを強化し、東三河大会決勝で公式戦デビュー。広い視野から正確なパスを繰り出し、ルーズボールにも果敢に飛び込む。トリッキーな動きで相手をかく乱すると、難しい位置からもシュートを狙いにいく。身長165㌢とサイズはないが、試合の経過とともに相手ガードの枚数が増えていく。県総体でもフル稼働し、中部大第一戦も臆することなく持ち味を発揮した。それでも「(決勝は)シュートの決定率が低く、流れを引き寄せられなかった」と肩を落とす。インターハイは自身初の大舞台。「強豪との対戦が楽しみ。がむしゃらにボールに絡み、勝利に貢献したい」と気合いを込める。