スポーツ春秋
昭和期、尾張地区に強豪の小学生女子バスケットチームがあった。県内外から有望選手が集まり、認められれば高校までの“特待コース”が決まっていた
歯車が狂ったときがある。リーダー的存在だった選手が監督と衝突し、他チームに移ると、芋づる式に他の主力選手もコートを去った。そこに保護者による中傷が加わる悪循環。立て直しに相当の歳月を要した。「築いてきたブランドなんて、タガが外れれば一瞬で壊れるのよ」。チームを率いて数十年になる女性監督の言葉は重かった
衆院選で自民党が歴史的大勝した。高市首相はその日の夜、応援演説などで見せた早苗スマイルを封印し「勝利に浸っている余裕はない」と決意と覚悟を口にした。物価高対策や安全保障政策など問題山積の中、「風」を頼りに大海原へ出航した。舵取りに失敗すれば、乗組員が多いだけに大事故になりかねない。