スポーツ春秋
「お見苦しい試合で申し訳ない」。6年ほど前、大会展望を紹介し、大きく外したからしっかり覚えている。中学生の女子バスケ新人戦。予想通り本命と対抗が決勝に勝ち上がってきたのだが、試合は第1Qから一方的。前シーズンからのレギュラーが多数残る本命が、いいとこなく終わった
パスが繋がらず、速攻も止められシュートも決定力を欠いた。最終盤は足が動かず気持ちの差がでた。油断やおごりはなかったと思う。だが、うまく回らない歯車を立て直すメンタリティーも時間もなかった
先日の中学野球決勝で同じような光景を見た。投手は前評判が高かったが、制球が定まらず、塁が埋まると野手の焦りを誘った。投手も野手も頭の中は真っ白だったはずだ。この敗戦を糧にすることでチームは変わる
6年前の女子バスケチームはその後「逆転の○○」と称され、夏の最後の大会で大輪を咲かせた。心の制球が定まれば成長度は早いはずだ。