4×100mRインハイ大会新&2連覇に貢献 経験は成長剤 さらなる飛躍を

 全国高校総体(インターハイ)陸上競技の女子4×100mリレーで中京大中京が大会新を打ち立て、2連覇を達成した。3走を担当したのは、昨年も3走で優勝に貢献した高豊中出身の布施一葉選手(2年)=写真。個人の200mは入賞を逃したが、1カ月後にあった東海選手権では2冠(4×100mR、200m)に輝いた。今夏は海外遠征や日本選手権も経験。「悔しい思いもいっぱいしたけど、そのすべてを成長への糧にしたい」と、さらなる飛躍を誓う。

中京大中京高2年 布施一葉選手(高豊中 出身)

中京大中京高2年 布施一葉選手(高豊中 出身)

ーインターハイ女子4×100mRはタイムレース決勝で争われ、中京大中京は45秒13でフィニッシュし、12年ぶりに記録を更新。組違いトップの伊奈総合(埼玉)や市柏(千葉)を抑え、2年連続で日本一に輝いた。

 「2~3走のバトンのつなぎがうまくいかず(後ろを振り向いて)ロスを出してしまった。走っているときは焦りと後悔で頭の中が真っ白。アンカーにつないだ後は涙が止まりませんでした。チームのみんなに本当に助けられました。優勝や大会新はもちろんうれしいですが、喜びより安堵(ど)の方が大きかったですね」

ー個人種目の200mは予選24秒30、決勝24秒27で総合12位。セカンドベストを出したが入賞には届かなかった。

 「全体的にレベルが高かったですね。昨年は24秒54で7位に入ったのですが、今年は暑さ対策で予選、決勝の2本(本来は準決を含む3本)だったので、レース前のコンディション調整がタイムに直結したのだと思う。悔しさはありますが、自分の現在地を知ることができ、課題と反省につなげます。優勝者は同じ2年生なので、来年はその選手にリベンジしたいですね」

ー4月にサウジアラビアであったアジアユースに出場。決勝で5位に入った。

 「海外のレースを経験して収穫も多かったのですが、食事が合わず体重が3~4kg落ちて、帰国後も体調が戻らず身体の芯の部分が一本抜けた感じで。インハイまでにベストに戻せなかったのは私の責任。事前準備や自己管理の甘さがあったのだと思う」

ー今夏は国内最高峰の日本選手権にも出場した。

 「勝負の厳しさを思い知らされましたが、国際大会などで活躍するあこがれの選手と同じフィールドに立てただけでも感激しました。私は期待の声がプレッシャーに感じることがありますが、トップアスリートはその声援を力に変換して最高のパフォーマンスを見せることができる。そういう意味では私はまだ競技力も気持ちのつくり方も未熟だと感じました」

ー次戦はU‐20陸上(9月27、28日、静岡草薙陸上競技場)。

 「23秒80を狙っています」