"桜の矢"中高で全国射抜く
桜丘高校弓道部男子が、7月31日から鳥取県米子市で開催される全国高校総体(中国総体2025)に出場する。県総体団体の部で優勝を飾り、4年ぶり2度目のインターハイ切符を手にした。また、桜丘中学の部員も男女そろって全日本錬成大会(団体戦)出場を決めた。同じ射場で競うように技術を磨いてきた〝桜の矢〟が、照準を定めて可能性の的を射る。
高校男子2度目のインターハイ 中学男女そろって全日本錬成へ
インハイ最終予選を兼ねた県総体は5月24、25の両日、日本ガイシスポーツプラザ弓道場で行われ、男子団体戦(1チーム5人編成)には24校が出場。桜丘は1次予選を40射(1人4射×2回)24中で通過。2次決勝リーグでは西春、豊明、知立東を破って3戦全勝。全国行きのプラチナチケットを手にした。
2次決勝リーグは流れ1つで展開が変わる僅差の試合が多かった。1次予選の24中も決して高い的中数ではない。”持っている”のは確かだが、互いにカバーし合い、チーム戦ならではの総合力が決め手となった。
メンバーは、1番近田哲平君(3年、一宮中出)、2番牧野蓮汰君(2年、石巻中出)、3番熊谷颯太郎君(1年、桜丘中出)、4番伊藤慧君(3年、牟呂中出)、5番佐藤緑士郎君(2年、石巻中出)、控え篠原友貴君(3年、豊岡中出)の布陣。経験値のある3年生が引っ張り、2年生が刺激を受けながら的中率を上げてきた。さらに中学で実力を付けた即戦力の1年生が加わったことで、攻め方に幅が広がった。「県の的中数では全国で勝負できない。県代表として戦う以上、誇りと使命感を持って上位進出を狙う」と選手たち。チーム目標は前回(4年前、ベスト32)超えのベスト16。主将の近田君は「僕たち3年生にとって今夏は集大成。納得のいく結果を残し、後輩に桜の弓の伝統を引き継ぎたい」と力をこめる。

インターハイに出場する高校男子団体メンバー
少数精鋭で光る功績
桜丘中学弓道部は、男女団体(1チーム2人)で今月21日に東京・日本武道館で開かれる全日本少年少女武道錬成大会に出場する。
全日本錬成への出場条件は、愛知県の場合、秋の県新人戦もしくは4月の県春季大会のどちらかで上位3位以内に入ること。県新人戦で男子は3位、女子は優勝し、早々と確定。さらに春季大会でも男子が準優勝、女子は2季連続で優勝を飾り、戦績に厚みを加えて武道の聖地に立つ。
男子メンバーは、度胸があって土壇場に強い1番村田憲也君(3年)、堅実で集中力のある2番前野創亮君(2年)、オチの3番惣田櫂礼君(3年)は安定感と勝負強さが光るエース的存在。男子部員はこの3人だけで、まさに”3本の矢”を駆使して数々の難局を乗り越えてきた。
女子は的中率でチームを引っ張る1番太田柚亜さん(3年)、成長著しい2番細井百恵さん(2年)、努力型で向上心のある3番石川叶華さん(3年)。控えの武山苺依さん(2年)も急速に力を付けてきた。まだ好不調の波はあるが、気持ちの強い選手がそろった。県から全国にステージが変わっても、勢いを維持しながら”金的級”の快進撃を狙う。


全日本錬成大会に出場する中学男子(上)と同女子