豊川女子 逆転でインハイ決める 豊橋中央は3位で東海出場
豊川女子が怒涛の大逆転ー。県高校総体バレーボールの決勝リーグ最終戦が26日、岡崎中央総合公園武道場で開かれ、男子は星城、女子は豊川が優勝を飾り、8月に岡山県岡山市で開催されるインターハイ(中国総体2025)に出場する▼豊川女子は決勝リーグで豊橋中央、豊橋商業を下し、2勝同士の頂上対決となった誠信戦で逆転勝ちを収め、全国切符を手にした。豊橋中央は1勝2敗の3位で東海枠を獲得。新人戦に続いて4強入りした豊橋商業は粘りと戦術を駆使して「公立の雄」を証明した。
県高校総体バレーボール
女子決勝リーグ第1戦で豊川と誠信が1勝のアドバンテージ。第2戦もこの2校が勝ち星を伸ばし、直接対決の第3戦が事実上の決勝戦となった。2月の県新人戦決勝でも対峙し、このときは誠信が接戦をものにした。
第1セット先手を取ったのは誠信。打点の高い大型アタッカーが広角にスパイクを打ち込み、主導権を握った。豊川は緩急をつけた速攻やオープン攻撃で追撃。中盤の4連続得点で2点差まで詰めたが、終盤再び離され25-22で誠信が先取。第2セットは逆に豊川が優位に動かした。エース井上愛梨やサウスポー石橋優の強打で徐々に流れをつくると、2枚ブロックも効果的に決まって25-22と振り出しに戻した。運命の第3セットは息を吹き返した豊川がさらに出力を上げた。大応援団の声援を援軍に2度3度とギアチェンジし、25ー20の逆転勝利。リベンジを果たすと、歓喜の輪の中で笑顔と涙を交錯させた。

2枚ブロックで誠信のスパイクを止める豊川
若い戦力が躍動
3決となった豊橋中央と豊橋商業の第3戦は、地力に勝る豊橋中央がストレート勝ちし、6月21、22日開催される東海大会出場を決めた。セッター足立歩優を起点に佐藤碧や早坂優杏、白井美有らが軟硬織り交ぜたスパイクで攻勢を強め、25-13で第1セットを奪うと、2セット目も攻撃のチャンネルを変えながら加速度を上げ、近藤雅、小嶋こはるを要とするレシーバー陣も存在感を見せて25-14。次戦に好材料を揃えた。

豊橋商業戦でスパイクを放つ豊橋中央の佐藤碧
豊橋中央は2年生主体で、優勝を争った2校とは実力が拮抗している。豊川戦は県新人戦(準決勝)同様フルセットの激闘を演じ、誠信戦も第1セット3点差、第2セット2点差と、どちらに転ぶか読めない内容だった。選手権(春高)予選はもちろん、来季は”覇権奪還”に目の色を変える。
豊商4強”公立の意地”見せた
「チームメイトと1日でも長くバレーボールをやっていたい」。女子決勝リーグ戦。コートに立つ選手たちは守勢に回っても、敗戦濃厚でも”普段着バレー”で自分たちのスタイルを崩さなかった。
豊橋商業が公立校で唯一4強入りし、存在感を放った。新チーム最初の力試しとなる東三河新人戦は準決勝で桜丘に敗れ3位。県新人は伏兵的存在だったが、二回戦で第1シードの人環大岡崎をストレートで破ると、準々決勝で豊丘をフルセットで下し、東海選抜を勝ち取った。
推薦枠出場の今大会も順当に勝ち星を伸ばし、準々決勝で桜丘(東三河1位)を下した中部大春日丘をストレートで叩き、新人戦がフロックでないことを証明した。決勝Lではブランド力のある強豪私学に臆することなく攻めの姿勢を貫いた。
セッター大和田真羽を司令塔に主将の羽田千紘や矢島綾音、丸地結子らが攻撃の引き出しを開放。リベロ小林優子を軸とするレシーバーも献身的に拾って勢いを送った。厳しいマークを受ける選手がいるわけではない。だが、背伸びせず「地道に粘り強く」の姿勢が、公立校「唯一無二」につながった。

中央戦でスパイクを放つ豊橋商業の丸地結子

公立校で唯一ベスト4入りした豊橋商業