"桜の日拳"男女3部門入賞

全国高校選抜大会で活躍した桜丘高校日本拳法部

日本拳法の全国高校選抜大会が先月、大阪府立修道館であり、桜丘高校日本拳法部(奥居成洋顧問)が男女3部門で入賞した。男子が団体戦3位。女子は団体戦が準優勝、個人戦で2年生の溝田成さんが3位に入った。「タイトルを獲れなかった悔しさはあるが、収穫も多かった。チーム力を底上げして、夏の高校選手権で進化した姿を見せたい」は部員たちの声。

日本拳法高校選抜

春の選抜は、新チームの現在地を確認する年度最初の勢力争い。強豪揃いの関西勢に、中日本ブロックを中心とする他県の実力校が挑む構図。桜丘は毎年その急先鋒に挙げられている。

男子団体には17校が出場。桜丘男子は田添唯斗、入来嘉翔、吉村侑真(以上3年)、芳林拳心、高柳快志、山口直太朗(以上2年)=交代メンバー含む=の布陣で臨み、関西大付を4-1で破って4強進出。準決勝で優勝した関西福祉科学大付に屈した。勝敗上は1-4の完敗だが、紙一重の対戦が多く、内容は互角に近かった。2年連続の3位に、チームをまとめる主将の田添唯斗君(3年、東陽中出身)は「接戦を落としたのは気持ちの弱さ。心身を強化して夏は頂点を目指す」と力をこめる。

女子団体1チーム3人編成で、桜丘メンバーは岡田佳凌(3年)溝田成、水谷清香、鈴木咲々(以上2年)。大阪学院大付、初芝立命館を下すと、準決勝では前回覇者の大阪商業大堺に2-1で勝利。大阪高等との決勝は1-2で競り負けた。唯一の3年生で主将の岡田さんは先鋒を務め、勝ち星を重ねてチームに勢いをつけた。岡田主将は「後輩の頑張りが結果につながった。『あと1本』『あと1勝』の気持ちを忘れず稽古に挑みたい」と力をこめる。

女子団体3位メンバー

女子団体3位メンバー

敗戦を糧に夏にリベンジ

溝田成さん
女子個人戦で3位入賞した溝田成さん=写真=は、団体戦を振り返り「私が決めていれば」と唇をかむ。絶対的エースの存在。中堅を務め、準決勝では個人戦を制した波多野選手(大阪商業大堺)を破ったが、決勝ではサウスポー選手に苦しみ無念の敗戦。個人トーナメントは2本勝ちを重ねてブロック優勝したが、準決勝で足元をすくわれた。「2日間とも悔しくて泣きっ放しでした」

三重県出身。小学3年から競技を始め、道場主の紹介で桜の門を叩いた。投げからの面突きなどを得意とし、小中学時代から全国舞台で活躍。153cmと小柄だが、パワーとスピードは折り紙付き。技のチャンネルも多い。「立ち技の精度を上げて夏にリベンジしたい。目指すは団体と個人の2冠」と、自分に言い聞かせる。性格は「感情がすぐに顔に出るほど負けず嫌い」。技もメンタルもまだ成長途上。戦績を重ねながら、自身のフィールドを広げていく。

▶︎桜丘高等学校 日本拳法部