スポーツ春秋

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6年生最後の公式戦となるバスケットボールの市内U12選手権。選手たちは培った個人技やチーム力を披露しようと白熱した空中戦を展開。見守る指導者や父母らも〝集大成の応援〟とばかりに熱い檄を飛ばし、会場は一体感に包まれた。

▼男女最終戦の演出も粋だった。場内アナウンスで選手が1人ずつ紹介されると、独特のパフォーマンスで意気込みを表現。ひと昔前は照れと緊張で頭を下げるのがやっとだったのだが。何の影響か分からないが、今の子は「魅せ方」を知っている。

▼男子決勝戦。残り2分を切ったところで最後の選手交代。コートに立った少年は脚を負傷しており、仲間と同じプレーはできない。それでも相手陣内でゴールのチャンスを待つ。チームメイトも彼にラストパスを送ろうと必死だ。終了ブザーが鳴って得点シーンは生まれなかったが、仲間の思い、彼の名を連呼するベンチや応援席。生涯忘れることのない2分間になったに違いない。