愛知県中学生ラグビー新人大会 豊橋ラグビースクール 連覇へ視界良好
連覇に向け好発進ー。県中学生ラグビーフットボール新人大会(豊田自動織機シャトルズカップ)の準々決勝が2日、豊橋市民球技場ほかで開かれ、前回覇者の豊橋ラグビースクール(以下スクール=RS表記)は名古屋のサウスオルカRSを53ー7で下し、連続優勝がくっきり見えてきた▼大会には24チームが出場。地域スクールVS中学部活の構図で、近年はスクールが勢力図の中心軸。今大会も4つのシード枠すべてスクールが押さえた▼豊橋RSは8日午前10時45分から、決勝進出をかけて瀬戸市で豊田RSと対戦する。
愛知県中学生ラグビー新人大会
2年生を主体とする新生チームのデビュー戦。第1シードの豊橋RSは二回戦から登場し、刈谷RSを22ー12で撃破。県新人戦が豊橋市民球技場で開催されるのは初めてとあって、豊橋RSは「ホーム」を追い風に、序盤からスピードと組織力で優位に展開。相手に反撃の隙を与えなかった。
前半7分、豊橋RSは美坐悠玖(本郷中2年)のトライで主導権を握ると、16分には戸倉龍規(豊橋中部中2年)が中央を突破して加点。終了間際に再び美坐がトライを決め、森下琉聖(岡崎河合中1年)のキックと合わせ17ー0で折り返し。後半に入るとさらにアクセルの回転数は上昇。開始直後に主将の山本悠人(高師台中2年)が2つのトライを決めると、これを〝豊橋劇場〟の合図とばかりに加藤叡(二川中2年)鈴木笙左(三谷中2年)原田佳祐(牟呂中1年)らが前線で波状攻撃。後半だけで6つのトライを奪い、キックも3本成功させてトータル53ー7。理想的な試合運びで次戦に勢いをつけた。

個人技とスピードを生かした展開力、攻守の切り替え、パス精度、当たり負けしない対人の強さなど、どれも格上を印象づけた。相手のミスを見逃さない洞察眼や伝統の粘り強いディフェンス力も冴えた。だが、田仲成貴監督はその先を見る。「1年生の多い若いチーム。勢いに乗ると今回のように爆発力を発揮するが、守勢に回ると軌道修正に時間がかかる。いかにミスなく流れに乗れるかが今後の鍵」と冷静に分析。3連覇の期待がかかるが「まずは一戦必勝。目の前の1勝を奪いにいく。選手たちも同じ気持ちだろう」と闘志を内に秘める。
伝統を引き継いだ下級生のためにと、卒業を控えた3年生も練習に駆けつけ、強い当たりを受け止めながら身体でエールを送る。その恩返しのシナリオが完成するまでもうちょっと。