襷で紡いだ"とよはし愛"「全員駅伝」で3位入賞

襷で紡いだ
歓声の中で飛び出した1区中学生女子ランナー。(中央のゼッケン2が豊橋の鈴木沙那さん)

ふるさとの想いをたすきでつなぐ愛知万博メモリアル第17回県市町村対抗駅伝競走(愛知駅伝)が7日、長久手市の愛・地球博記念公園特設コースで開かれ、市の部は岡崎、町村の部は阿久比がともに連覇達成。6度目の王者奪還を狙った豊橋市は1時間39分26秒で3位だった。

市町村対抗駅伝

展開読み2度のギアチェンジ

県内54市町村が参加し、小学生から一般まで各世代の代表ランナーが意地とプライドを胸に9区間30.2kmを駆け抜けた。コース沿いには多くのチーム関係者や駅伝ファンが詰めかけ、熱い声援で選手の背中を押した。
師走の冷たい風が肌を刺す中、午後零時30分に1区中学生女子がスタート。予想通り先行逃げ切りを狙う豊川がレースを引っ張り、岡崎、稲沢、新城、名古屋が続いた。豊橋の1走は鈴木沙那(南陽中S2年)。力のある先頭集団を懸命に追い、トップから61秒遅れの17位でたすきを繋いだ。2区ジュニア男子は東陽中時代に中距離で全中優勝した鈴木太智(中京大中京2年)が担当。アップダウンに対応しながら安定したラップを刻み、順位を4つ上げた。小学生男子の3区三浦雷世(中野小6年)は序盤から積極的な走りを見せ、区間4位でチームに勢いを送った。中学生男子の4区河合琢留(二川中3年)は東三河を代表する中距離のエース。緻密さと大胆さを兼ね備えた攻撃的な走りで着実に前を捉えた。小学生女子の5区原夏乃花(岩田小6年)は短距離走のようなスピード感でぐんぐん加速し、後半もピッチを落とすことなく区間2位の快走を見せた。

2区鈴木君から3区三浦君へ
2区鈴木君から3区三浦君へ

順位を2つ上げた4区河合琢留君
順位を2つ上げた4区河合琢留君

4区河合君から5区原さんへ
4区河合君から5区原さんへ

6区の一般女子でチーム2度目のギアチェンジ。実業団で活躍した下山田絢香(TTランナーズ)が獲物を狙うハンターのように前を捉え、順位を3つ上げて3位に浮上した。ジュニア女子の7区柳田麻央美(豊橋南高1年)は中学時から3年連続出場。連戦の疲れもあって本来の調子ではなかったが、伸びやかなストライドで3位をキープ。40歳以上の8区野﨑真(トヨタ自動車)、一般男子の最終9区河合拓巳(トーエネック)ともに経験豊富な実力者。コースの登り下りによって攻め方を変え、終盤の仕掛けどころでは2人とも回転数が上がっていた。

6区下山田さんから7区柳田さんへ
6区下山田さんから7区柳田さんへ

7区柳田さんから8区野﨑さんへ
7区柳田さんから8区野﨑さんへ

昨年よりツーランクアップの3位入賞。石場治ヘッドコーチは「3連覇の岡崎はやはり強かった。豊橋は昨年のタイムより1分30秒ほど良く、次につながるレースができた」と評した。そして「献身的に支えてくれたリザーブ(控え)選手の存在も大きかった」と目を細める。走る選手に付き添って戦況を伝え、自分のパワーを送り、アップに付き合うなど一緒に戦った。スタッフ陣を含めた「全員駅伝」でつかんだ3位だった。

3位でフィニッシュする河合拓巳さん(写真はいずれも愛・地球博記念公園特設コースで)
3位でフィニッシュする河合拓巳さん(写真はいずれも愛・地球博記念公園特設コースで)

市の部で3位入賞した豊橋市チーム
市の部で3位入賞した豊橋市チーム

リザーブメンバーは次の皆さん。
▷1区=杉浦琉華(青陵中3年)▷2区=横畑僚大(時習館高2年)▷3区=小山晃幹(福岡小6年)▷4区=武田巴瑠(本郷中3年)▷5区=成宮翼咲(高師小6年)▷6区=近江衿香(TTランナーズ)▷7区=朝倉梨心(豊橋商業高1年)▷8区=川井智之(陸上自衛隊)▷9区=河野宏樹(吉田方中教諭)