2度のサヨナラ 新人戦15年ぶりV

2度のサヨナラ 新人戦15年ぶりV
15年ぶりに県新人戦で優勝した桜丘高軟式野球部

激闘制して好発進ー。桜丘高校軟式野球部は、先月あった県高校軟式野球新人大会で優勝を飾り、きょうとあす、三重県で開催される東海大会に出場する。「次年度に弾みがついた。まずは東海で結果を残し、『サクラ健在』を示したい」と、伝統の雑草魂で勝ち星の上積みを狙う。

桜丘高軟式野球部

県新人戦はリーグ戦を勝ち上がった9校によるトーナメント戦。桜丘は準々決勝で今夏の選手権で東海大会に進出したV候補の名城大附と対戦。試合は序盤から投手戦で進み、1点を追う桜丘は六回に4番鈴木悠斗(青陵中出)の中前適時打で逆転すると、七回には6番立石七聖(豊橋東部中出)や8番榊原宗一郎(羽田中出)の適時打などで突き放しに成功。勝利へのカウントダウンに入ったかに思われたが、八回に3点を失い振り出しに。九回で決着がつかず、延長タイブレークの十回、相手の攻撃を1点で凌ぐと、その裏2点を奪って6ー5でサヨナラ勝ちした。準決勝の東邦戦は中盤に打線が爆発し、9ー1で快勝した。

決勝の緑戦は、無風からイニングが進むにつれ大荒れになった。前半は2点を先制した桜丘が優位に動かした。だが、七回に緑が反転攻勢に出て3点を奪うと、八、九回にも加点。3点ビハインドの桜丘は残す九回最後の攻撃、相手投手の四死球や敵失などを絡めて4点を奪い8ー7。電光石火の逆転劇だった。

絶対的エースの立石七聖投手

絶対的エースの立石七聖投手

2度のサヨナラで弾丸スタートを切った。県新人戦Vは2009年度以来実に15年ぶり。エースの立石をはじめ今夏の経験者が7人残り、公式戦や遠征などで勝利方式を皮膚感覚で身体に染み込ませた。昨季は春の県総体で優勝したが、全国につながる集大成の県選手権は初戦で大同大大同にまさかの五回コールド負け。悔しさを知る現主力メンバーは勝負の怖さを思い知らされた。「おごらず油断せずじっくり地力を付け、目の前の1勝にこだわっていく。来夏の県選手権で借りを返すまでは挑戦者です」と力をこめた。

大野仁選手

大野仁選手

鈴木悠斗選手

鈴木悠斗選手